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全豪テニスで前代未聞のチャレンジ発生!カレーニョ・ブスタはなぜ抗議したのか?

更新日:

全豪オープンテニス4回戦の錦織vsPCB(パブロ・カレーニョ・ブスタ)戦で前代未聞のチャレンジが発生しました。

なぜ前代未聞かというと、チャンレンジの結果がOUTかINのどちらであっても、チャレンジを要求した選手のポイントにならなかったからです。

なんの為のチャレンジだったのか?ただボールがラインに触っていたか、いなかったかの確認作業に過ぎなかったわけです。

こんなチャレンジ見たことも聞いたこともありません。なぜこんなチャレンジが発生したのか振り返ってみましょう。

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何が起きたのか?

問題のシーンは、2セットオールの第5セット6-6で、10ポイントタイブレークの時に起こりました。

8-5でカレーニョ・ブスタがあと2ポイントで勝利という場面です。

錦織のアドサイドからのサーブ。カレーニョ・ブスタのリターンが浅くなり、錦織が叩いてネットに詰めます。カレーニョ・ブスタがパッシングを打つと・・・

まずは動画を観てください。

問題の場面(10分10秒)から映像は始まります。

カレーニョ・ブスタのフォアのストレートへのパッシングショットがコードボールとなり、ネットから1mほどの高さで放物線を描き、緩やかに錦織側コートに落ちます。

ネットから3mほど離れたライン際。錦織は素早くボールに近づき、腰の高さまで弾んだボールをガラ空きサイドに打ち込んでポイント。

この時、ちょうど錦織がボールをヒットする瞬間かその直後くらいにラインパーソンが「アウト!」のコール。

このアウト判定にカレーニョ・ブスタはチャレンジをしたわけです。そして結果は「イン」でした。

なぜカレーニョ・ブスタは抗議したのか?

カレーニョ・ブスタからしてみると、「アウトのコールがあったから錦織の打ったボールを追うのをやめた。もしもそのコールがなければ諦めずに追っていたよ。だからリプレイだ」ということなのでしょう。

しかし審判は、アウトのコールがあろうがなかろうが、あの状況では錦織が極めて高い確率でポイントを取っていたという判断を下し、錦織のポイントとしました。

よくあるチャレンジの例と比較してみましょう。

サーブしたボールがフォルト判定されたので、サーバーがチャレンジをしたところ「イン」だったとします。

この場合、判定は2種類あります。

一つは、フォルトのコールがあっても無くてもどっちみちレシーバーが返せないくらい凄いサーブの場合、サーバーのポイントとなります。

二つ目は、フォルトのコールがなければリターンしていたと判断された場合はリプレイとなります。

今回の場合、審判は一つ目と同じような状況と判断し、錦織のポイントとしました。

一方、カレーニョ・ブスタは二つ目の状況と考えて抗議したわけです。

実際は動画を観る限りでは、審判の判定で問題ないと分かりますが、5時間死力を振り絞って戦ってきた選手からすると、コールが少し遅かったのもありモヤモヤしてしまったのでしょうね。

なぜ前代未聞のチャレンジなのか?

本当に不思議なチャレンジでした。

チャレンジした結果がアウトでしたら文句なく錦織選手のポイントです。

実際はインという結果でしたが、こちらも結局、錦織選手のポイントとなりました。

結局どちらに転んでも錦織選手のポイントとなったわけです。

こんなチャレンジ見た事ありません。カレーニョ・ブスタ選手がチャレンジの権利を一つ減らしただけです。

前代未聞のチャレンジだったと思います。

もう一つ興味深かったのは、チャレンジの対象となったショットの次のショットが有効となったことです。

先程のサーブの例で言えば、リターン側がリターンエース級のショットを打ってもそれは無効となり、リプレイとなります。

しかし今回はカレーニョ・ブスタのショットがチャレンジの対象であったのに、その次の錦織のショットが有効と判断されたのです。

これは錦織の最後のプレーがネットに近かったことと、アウトのコールが遅かったために起きたということです。

何が問題だったのか?

問題を大きくしたのは、間違いなくコールの遅さでしょうね。

ボールがコートに落ちた瞬間に「アウト!」と発声していたら、2人の選手はその瞬間に体の力を抜いて、錦織選手は打ってなかったかもしれないし、カレーニョ・ブスタ選手は走るのをやめていたかもしれません。

そうしたらリプレイの可能性はあったかもしれません。

しかし、もしそうだった場合、今度は錦織選手が抗議するかもしれませんね。

アウトのコールがなければ完全にこちらのポイントだったのではないかと。

ということは誤コールそのものが問題だったとも言えます。

もしもコールがなければ、カレーニョ・ブスタ選手もチャレンジしなかったわけで、モヤモヤを残さずに次のプレーに入れたでしょう。

そうすれば試合の結果も変わっていたかもしれません。

しかし、ラインパーソンも人間です。間違いは誰だってあります。それも含めて試合ですから、誰も責めることはできないのです。

ポスレ
パブロ・カレーニョ・ブスタ選手は試合後の会見で「とても悲しい。5時間の戦いの後で、あのようにコートを去ったのは正しくなかった。ごめんなさい、あれは僕ではない」と素直に間違いを認めて謝っていたね。

それにしてもよく走る選手だ。スペインの選手はナダルやフェレールもそうだけど本当によく走るね。それに勝つんだから錦織くんも凄い。

この試合で日本でのPCBの知名度は間違いなく上がったね。ファンも増えたと思うなー。


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