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10ポイントタイブレークとは?マラソンマン錦織圭は全豪で2戦2勝の勝率100%

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全豪では今年(2019年)から最終セットで6-6になった場合、10ポイントタイブレークが適用されています。

錦織選手は2回戦のカルロビッチ戦、4回戦のカレーニョ・ブスタ戦ですでに2回経験しており、2戦2勝の勝率10割という勝負強さを発揮しています。

元々最終セットを獲る確率はキャリア通算で0.758(125/165)という勝負強さなので、10ポイントタイブレークも強いだろうなという予想はしていましたが、導入後すぐにそれを証明する辺り、さすがとしか言いようがないですね。

さて、10ポイントタイブレークとはそもそも何なのか?導入された経緯は?などについて見ていきましょう。

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カルロビッチ戦で10ポイントTBを制した瞬間、疲れ果てて膝と手をつく錦織選手

10ポイントタイブレークとは

10ポイントを先に取った方がそのセットを取る(つまりその試合を勝利する)というゲーム方式です。

2ポイント差がつくまで続けられるので、10-9になっても終わりません。11-9となれば終わりです。もしも10-10になったら、2ポイントの差がつくまで永遠に続きます。

グランドスラム大会では今年(2019年)から全豪で適用され、最終セットのゲームカウントが6-6になった場合に10ポイントタイブレークで決着をつけることになります。

エキシビジョンの大会ですが、Laver Cup では、セットカウントが1-1になった場合、そのまま10ポイントタイブレークがスタートします。つまり10ポイントタイブレークそのものが第3セットとなるわけです。

Laver Cup 面白いですよ。フェデラーとズベレフがダブルスを組むなんて普段はないですよね。10ポイントタイブレークもハラハラドキドキです。
【動画】Laver Cup 2018(フェデラー/ズベレフ vs イズナー/ソック)

そもそも普通のタイブレークとは

通常のタイブレークは7ポイント先取となります。こちらも2ポイント差がつくまで続けられます。

サーブは2ポイントずつ交代で打ちます(最初だけ1ポイントで交代)。

最初の1ポイント目はデュースサイドからサーブを打ちますが、2ポイント目は相手サーブとなり、アドサイドから打ちます。3ポイント目はデュースサイドから打ちます。つまり反時計回りにサーブをする場所が移動していくということです。

6ポイントが終わる毎にサイドが変わります。

ゲームカウント6-6でタイブレークとなり、タイブレークを取るとゲームカウントは7になります。つまり、ゲームカウント7-6というのは、タイブレークで決着がついたということです。

ゲームカウント7-5はタイブレークをせずに決着がついているので、7-6 と 7-5はスコア的には似ていますが、タイブレークの有無という点で大きく異なります。

タイブレーク導入の経緯

全てのセットで2ゲーム差がつくまで試合を行なうと、とんでもなく試合時間が掛かることがあったため、試合時間の短縮のために1971年からウィンブルドンで最終セット以外にタイブレークが導入されました。

この時はゲームカウントが8-8になった時にタイブレークとなったのですが、8年後の1979年から現行の6-6でタイブレークに入るというルールとなりました。

しかし、それでも最終セットは2ゲーム差がつくまで試合が続けられるわけです。(USオープンだけは1975年から最終セットもタイブレーク適用)

ラケットの進化とテニスプレーヤーの高身長化で、いわゆる「ビッグサーバー」と呼ばれる選手が出現し、自身のサービスゲームはなかなか落とさない(ブレークされない)ケースが増えてきました。

するとビッグサーバー同士が対戦すると、最終セットだけとは言え、2ゲーム差がつかずに永遠とゲームが続くということが起こり始めます。

ビッグサーバーはサーブは得意だけどリターンはそれほどでもないという選手が多いので、ビッグサーバー同士だと相手のサーブをブレークできないという傾向がますます強まります。そして試合時間が長くなるわけです。

ではここで、これまでのグランドスラム大会での最終セット最多ゲームの試合を見てみましょう。

但し、USオープンは最初から最終セットはタイブレークを適用しているので対象外とします。また、ウィンブルドンは2番目の記録も十分にゲーム数が多いので掲載します。

大会 カード / スコア
全豪 2017 イヴォ.カルロビッチ vs オラシオ.セバジョス
6-7,  3-6,  7-5,  6-2,  22-20
全仏 2012 ポール=アンリ・マチュー vs ジョン・イズナー
6-7,  6-4,  6-4,  3-6,  18-16
ウィンブルドン 2010 ジョン・イズナー vs ニコラ・マユ
6-4,  3-6,  6-7,  7-6,  70-68
ウィンブルドン 2018 ケビン・アンダーソン vs ジョン・イズナー
7-6,  6-7,  6-7,  6-4,  26-24

イズナーが3つの試合で顔を出してますね。ミスター最多ゲームの称号を与えてもよいのではないでしょうか。

それにしても70-68って…。この試合は3日間掛けて行われました。トータルの試合時間は11時間5分で史上最長です。そしてゲーム数も183ゲームでこちらも史上最多の記録となっています。

このような最近の傾向を鑑みて、最終セットもタイブレークを導入して行こうという動きになっているのです。

グランドスラム大会の最終セット

今年(2019年)から全豪では最終セットにタイブレークが導入されましたが、ウィンブルドンでもタイブレークが導入されます。

ウィンブルドンの場合は、ゲームカウント6-6ではなく、12-12になった時に7ポイント制のタイブレークを行なうことになります。

4大大会の中で、最終セットにタイブレークを適用しないのはこれであとは全仏のみとなりました。

大会 2018年 2019年
全豪 2ゲーム差つくまで 6-6で10ポイント制TB
全仏 2ゲーム差つくまで 2ゲーム差つくまで
ウィンブルドン 2ゲーム差つくまで 12-12で7ポイント制TB
USオープン 6-6で7ポイント制TB 6-6で7ポイント制TB

10ポイントタイブレークの動画

今年の全豪の錦織戦は2回も10ポイントタイブレークがあって本当にハラハラドキドキしました。

2回の10ポイントタイブレークの動画をご覧ください。(カルロビッチ戦は1試合のダイジェストとなります)

カレーニョ・ブスタ戦は話題となった前代未聞のチャレンジの場面もあります。それ何?という人はこちらの記事をご覧ください。

全豪テニスで前代未聞のチャレンジ発生!カレーニョ・ブスタはなぜ抗議したのか?

【2019全豪4回戦 錦織vsカレーニョ・ブスタ(10ポイントTB)】

【2019全豪2回戦 錦織vsカルロビッチ(試合ダイジェスト)】

LaverCupの10ポイントタイブレークも面白いです。

【2018LaverCup フェデラー/ズベレフvsイズナー/ソック】

ポスレ
錦織くんはとにかくフルセットマッチが多くて、しかも勝率が異常に高いから海外のメディアから「マラソンマン」と呼ばれてるんだよね。

今回の全豪はマラソンマンの名にふさわしい活躍だね。この調子で今年はグッとランキングを挙げそうだよね。


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