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錦織の決勝T進出のシナリオを予想してみた(ATPツアーファイナルズ)

更新日:

「いやあ〜錦織、ジョコビッチと同じ組でなくて良かった〜」というのが錦織を含めて錦織ファンの思いではないでしょうか。「もしかして決勝トーナメントに進出できちゃう?」と予想する人も…

11/11から開催されるATPファイナルズの組み分けが発表されましたが、グループ・レイトン・ヒューイットはフェデラー、アンダーソン、ティエム、錦織となりました。

ATPツアーのフィナーレを飾るツアーファイナルですが、錦織は2年ぶり4度目の出場となります。

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今回はシーズンの最後の大会であるパリマスターズでレースランキング9位を確定させ(デルポトロがファイナルズ欠場のため)ATPファイナルズへの出場をギリギリ決めました。(結局、ナダルがATPファイナルズ出場を怪我で辞退したため10位のイズナーまで出場とななりましたが…)

錦織はランキング的には同グループ内で4番目となりますが、決勝トーナメント進出するとしたらどのようなシナリオになるのでしょうか。対戦成績と各選手の最近の調子から予想してみたいと思います。

【11/14追記】錦織が準決勝に進出するための第3戦の条件について考察しました。→記事1番下

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2016年のATPツアーファイナルズで入場する錦織圭

対戦成績

◆錦織から見た対戦成績

対戦相手 キャリア 最近3年間 今年1年間
フェデラー 2-7 0-3 0-2
アンダーソン 5-3 3-2 1-2
ティエム 3-1 2-1 1-1

まずはいきなり錦織から見た対戦成績ですが、最初のポイントは「フェデラーに最近3年間、勝っていない」というところでしょうか。今年も上海マスターズとパリマスターズで負けています。

上海マスターズは10/12, パリマスターズは11/3にフェデラーと対戦しており、ATPファイナルズでは初日の11/11にフェデラーと対戦するので、なんと1ヶ月の間に3回もフェデラーと戦うことになります。さすがにそろそろ勝利が欲しいところですが…。

そして、アンダーソンとティエムとはキャリア成績では2人に勝ち越していますが、今年1年に限っていえば良い戦いをしていますね。

一番最近の試合では2人には勝っているし、特にティエムには圧勝しているので勝利を期待しても良いのではないでしょうか。

◆フェデラーから見た対戦成績

対戦相手 キャリア 最近3年間 今年1年間
アンダーソン 4-1 0-1 0-1
ティエム 1-2 1-2 0-0
錦織 7-2 3-0 2-0

3人に対してもうフェデラーが圧倒的に有利だろうと予想していたのですが、調べてみるとティエムにはキャリア通算で負け越しているんですね!かなり意外でした。 と言ってもフェデラーの1勝2敗なので「苦手としている」とまでは言えないと思いますが。

対ティエム戦を少し詳しく見てみると、3試合とも全て2016年の対戦となります。この時、3つのサーフェースで対戦しており、ハードでフェデラーが勝ち、クレーと芝でそれぞれティエムが勝利を収めています。

クレーと芝という両極端なサーフェースでティエムが勝っており、なんかワケが分からないですね。ATPツアーファイナルズはハードなのでフェデラーが有利、と言えるのでしょうか。それすらも分からない…。

対アンダーソン戦は、2013年から2015年まで4連勝でいずれもフェデラーがストレート勝ちをしていますが、2018年ウィンブルドンの準々決勝で、アンダーソンから見て2-6, 6-7(5), 7-5, 6-4, 13-11 という大接戦の末にアンダーソンが初勝利を挙げています。

フェデラーにとって3連勝はおろか、1位通過も簡単には出来ない組み合わせなのかもしれません。

◆アンダーソンから見た対戦成績

対戦相手 キャリア 最近3年間 今年1年間
フェデラー 1-4 1-0 1-0
ティエム 6-2 2-2 0-2
錦織 3-5 2-3 2-1

フェデラーにはずっと勝てなかった時期が続いていましたが、今年のウィンブルドンでフルセットの末についに初勝利を手にしており、そのイメージが残っていれば今大会でもフェデラーとは激闘となるでしょう。

ティエムには逆にずっと負けなしで勝っていたけれど、今年ついに初めて負けて、そして2連敗という状況です。

勢いでいえばティエムが有利かもしれませんね。 錦織とはずっといい勝負を展開していて、パリマスターズでは錦織がストレート勝ちしていますが、今大会ではどうなるでしょうか。

◆ティエムから見た対戦成績

対戦相手 キャリア 最近3年間 今年1年間
フェデラー 2-1 2-1 0-0
アンダーソン 2-6 2-2 2-0
錦織 1-3 1-2 1-1

今年だけ見ると、グループ内の対戦成績は一番良いです。3勝1敗で勝率.750。錦織は2勝5敗、フェデラーは2勝1敗、アンダーソンは3勝3敗ですからね。

フェデラーにはキャリア通算で2勝1敗と勝ち越しているし、アンダーソンには今年は2連勝中、錦織とも今年だけ見れば1勝1敗のタイです。

ティエムはキャリア通算ではクレイコートでの勝率がとても高く(.748)今年も同じく高い(.789)です。一方、ハードコートは6割に満たない勝率でしたが、今年は.733と勝率が急激に上がっています。すでにハードも苦手を克服している感じです。

各プレーヤーの最近の調子

◆錦織

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・全米 ベスト4
・モーゼル・オープン ベスト4
・楽天ジャパン・オープン 準優勝
・上海マスターズ ベスト8
・エルステ・バンク・オープン 準優勝
・パリマスターズ ベスト8

9月の全米大会は堂々のベスト4!

しかし、同じく9月のモーゼル・オープン(ATP250)では準決勝で世界ランキング166位の選手に1-2で敗退。

10月の楽天ジャパン・オープンでは、決勝で32位のメドヴェージェフにストレートで負けてしまいましたが、準優勝という結果を残しています。

翌週の上海マスターズでは準々決勝でフェデラーと今年のベストゲームかと思わせるほどの素晴らしい戦いをしましたが、惜しくも敗退。

そして先週のエルステ・バンク・オープンでは準々決勝でティエムに圧勝し、優勝ではアンダーソンにストレート負けを喫しますが、準優勝という結果を残しています。

そして運命のパリマスターズでは3回戦で好調のアンダーソンにリベンジを果たしてベスト8入りです。

準々決勝では上海マスターズに続きフェデラーに負けてしまいましたが、6大会連続のベスト8以上という成績は錦織の好調さを表していると言ってよいでしょう。

ATPファイナルズの出場は2年ぶり4回目です。

◆フェデラー

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・全米 4回戦敗退
・上海マスターズ ベスト4
・スイス・インドア・バーゼル 優勝
・パリマスターズ ベスト4

フェデラーはATPツアーファイナルの最多優勝記録(6回)の保持者です。今年も優勝候補の1人ではありますが、2011年以来優勝から遠ざかっています。

9月の全米では4回戦で世界ランキング55位のミルマンにまさかの逆転負けを喫しています。

10月の上海マスターズでは準決勝で同大会でノリに乗っていた19位のチョリッチにストレートで負けていますが、スイス・インドア・バーゼルでは見事に優勝を飾っています。

そして11月のパリオープンでは準々決勝で錦織に快勝しましたが、準決勝でジョコビッチに惜敗しています。

バーゼルでは優勝していますが、対戦相手は最高でランキング20位だったのでフェデラーにとってはそれほど難しくない優勝だったかもしれません。

それ以外はフェデラーにしては物足りない結果ではないでしょうか。

◆アンダーソン

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・全米 4回戦敗退
・楽天ジャパンオープン ベスト8
・上海マスターズ ベスト8
・エルステ・バンク・オープン 優勝
・パリマスターズ 3回戦敗退

エルステ・バンク・オープンで優勝した時の決勝の相手は錦織です。パリマスターズで敗退した時の相手も錦織です。そして全米で負けた相手はティエムです。このグループでなんかカギを握りそうな選手ですね。

成績だけ見るとオーストリアでは優勝はしているものの全体的にイマイチに感じますが、9月に行なわれたレーバーカップではエキシビジョンとは言え完全復活したジョコビッチに勝利しています。

上の写真は勝利直後に同じ世界チームのキリオスとソックが喜びを爆発させてアンダーソンに抱きついているところです。

とにかくサーブの調子が良ければ誰も手がつけられないということですね。

◆ティエム

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・全米 ベスト8
・サンクトペテルブルク・オープン 優勝
・上海マスターズ 緒戦敗退
・エルステ・バンク・オープン ベスト8
・パリマスターズ ベスト4

9月の全米大会では準々決勝でナダル選手に敗退していますが、その時はフルセットの末タイブレーク5-7という大接戦を演じています。

そして9月のデ杯では対オーストリア戦で2戦2勝、その次の週のサンクトペテルブルク・オープンでは、対戦相手の世界ランキングが最高でも26位ということもありますが、優勝を飾っています。

しかし、10月の上海マスターズでは緒戦で世界ランキング51位の選手に1-2で惜敗しています。9月までは好調をキープしていましたが、10月に入り突然調子を崩したのか、ATP1000レベルの大会で10ポイントしか獲得できなかったのは少し痛いですね。

そして先週のエルステ・バンク・オープンの準々決勝で錦織選手と対戦していますが、6-3, 6-1で錦織選手の圧勝でした。試合後にティエム選手は完敗を認めるコメントをしています。

続くパリマスターズでは3回戦で最近ランキングを急上昇させているチョリッチを撃破、そして準々決勝では昨年のディフェンディングチャンピオンのソックに競り勝ちベスト4を決めました。

準決勝ではこの大会で優勝することになる新鋭のハチャノフに負けてしまいましたが、レースランキングで逆転される可能性があった錦織にはさらにポイント差を広げて、ATPファイナルズの出場を確定させました。 ATPツアーファイナルズの出場は3年連続3回目です。

全米以降、好不調の波が激しいというか、イマイチ乗り切れていない感じです。パリマスターズではベスト4と結果を残していますが、少し安定感に欠ける状態と言えそうです。

錦織の決勝トーナメント進出のシナリオ

まるで予想がつかないグループなのですが、おそらく錦織はフェデラーにまた負ける気がします。

パリマスターズでは勝てる要素が見当たりませんでした。

当然、修正はしてくるでしょうが一歩及ばずといったところでしょうか。

ではフェデラー3連勝かといえばそんなこともなく、ティエムには若さで押し切られて負けるかも。アンダーソンはサーブが爆発してフェデラー負けるかも。もしかしたら2人に負けるかも。

錦織は良いイメージがあるのでティエムとアンダーソンには勝つということにしましょう。

ということで錦織2勝1敗。

フェデラーはまさかの1勝2敗でラウンドロビンで敗退。

残り1枠はティエムかアンダーソンということになりますが、最近の調子の良さと相性からティエムかなと思います。この試合はアンダーソンのサーブがきっと不調なんでしょうね。

ということで2勝1敗でティエムが決勝進出。

以上、錦織の決勝トーナメント進出のシナリオでした。

【11/13追記】
錦織もアンダーソンも1回戦は勝ちましたね。う〜ん。予想がまるで当たってない(笑)でも錦織の決勝トーナメント進出というのはきっと当たるはずです。そしてもしかしたらフェデラーがラウンドロビンで敗退というのも当たるかも?

【11/14追記】錦織の準決勝進出の条件

アンダーソンにコテンパンに負けて(0-6, 1-6)、かなり状況はマズイです。

ラウンドロビンの最終戦は、アンダーソンvsフェデラー、錦織vsティエムですが、アンダーソンは仮にダブルベーグル(0-6, 0-6)で負けても、ほぼ決勝トーナメント(準決勝)には行けます。それくらい錦織戦での圧勝は大きかったということです。

といことは決勝トーナメントへの枠はあと1枠ということです。

ティエムは可能性はまだありますが、錦織にダブルベーグルで勝つくらいの圧勝とフェデラーがアンダーソンにストレート負けすることが条件になるので、ティエムの決勝トーナメント進出はここでは考えないことにします。

となると、錦織とフェデラーが残り1枠を争うわけですが、分かり易いことに2人とも1勝1敗で、セットの得失も2-2で同じ(つまり獲得セット率が同じ)です。

ラッキーなのは錦織がフェデラーに勝っていること。2人のセット獲得率が同じなら直接対決で勝っている方が順位は上になります。(3人がセット獲得率が同じ場合はゲーム獲得率で争う)

錦織が決勝トーナメントに進出するための1番分かり易い条件は、錦織が勝ちフェデラーが負けるパターンです。逆のパターンなら無条件で錦織の敗退は確定します。

考えないといけないのは、錦織とフェデラーが2人とも勝った時、または2人とも負けた時です。

<2人とも勝った場合>
錦織、フェデラー、アンダーソンが2勝1敗で並ぶので、セット獲得率が次の判断材料となる。

①錦織2-0ティエム、フェデラー2-0アンダーソンの場合
→錦織、フェデラー、アンダーソンの3人のセット取得率も同じなのでゲーム取得率で決まる。錦織がかなり不利。恐らく錦織は準決勝に進めず。

②錦織2-0ティエム、フェデラー2-1アンダーソンの場合
→セット取得率でアンダーソンがグループ1位、錦織が2位で準決勝に進出

③錦織2-1ティエム、フェデラー2-0アンダーソンの場合
→セット取得率で錦織が脱落。アンダーソンとフェデラーが準決勝進出。セット取得率が並ぶので直接対決で勝ったフェデラーが1位、負けたアンダーソンが2位となる。

④錦織2-1ティエム、フェデラー2-1アンダーソンの場合
→セット取得率でアンダーソンが1位で準決勝進出。錦織とフェデラーはセット取得率が同一なので直接対決で勝った錦織が準決勝に進出

<2人とも負けた場合>
アンダーソンが3勝0敗で1位で準決勝進出です。錦織、フェデラー、ティエムが1勝2敗で並ぶので、セット獲得率が次の判断材料となり、2位が争われます。

①錦織0-2ティエム、フェデラー0-2アンダーソンの場合
→錦織、フェデラー、ティエムのセット獲得率が同一となるのでゲーム獲得率の高い1名が準決勝に進出。錦織はかなり不利。恐らくフェデラーが2位となる。

②錦織0-2ティエム、フェデラー1-2アンダーソンの場合
→セット獲得率でフェデラーが2位通過。

③錦織1-2ティエム、フェデラー0-2アンダーソンの場合
セット獲得率で錦織が2位通過。

④錦織1-2ティエム、フェデラー1-2アンダーソンの場合
→セット獲得率で錦織とフェデラーが並ぶが、直接対決で勝っている錦織が2位で準決勝に進出。

 

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