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台風と海水温度の関係とは?海水温が27度〜28度以上で台風は発達する?

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先週、日本に上陸した台風24号とほぼ同じ進路の台風25号ですが、同じような勢力であったのに日本の本土に近づくにつれその勢力は少し弱まりました。

勢力の強さは海面温度と関係すると言われていますが、台風は海水温とどのように関係しているのでしょうか?

また、26.5度、27度、28度という海水温度が台風と関係しているようですが、それぞれどのように関係しているのでしょうか?

さらに、一般には海水温が高いほど台風は発生しやすく成長しやすいと言われていますが、海水温の理論上の最高温度の35度になった時、過去に例のない巨大な台風が発生するのでしょうか?

一つずつ見ていきましょう。

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台風の発生と発達の海面温度の条件

海面温度が高いことが台風発生の条件となりますが、その温度は26.5度以上と言われています。

弱い渦が26.5度以上の海面で発生するわけですが、発生した弱い渦の全てが台風へと姿を変えていくわけではありません。

海水温度以外の台風発生の条件の一つとして大気中の上下の温度差がありますが、上昇気流が発生するほど温度差が大きくないと台風へと成長しません。

ちなみにエルニーニョ現象と聞くと、海面温度が高くなる現象だから台風の発生数も多くなると思いがちですが、エルニーニョはペルー沖の海面温度が高くなる現象で、日本の台風発生エリアとは離れているため発生数が多くなることはありません。

逆に気象庁の調査結果によると、エルニーニョ現象が発生した年の7〜9月の台風発生数は平常時よりも少ないという統計的に優位な結果が出たそうです。

さてでは台風が発達する海水温度ですが、これは28度(27度とされる場合もある)〜30度が台風の発達には好適と言われています。

結構高い温度ですよね。だから太平洋高気圧が南の方にグッと下がって、太平洋沿岸の海水温度が冷えてくる秋過ぎになると台風が来なくなるわけですね。

なぜ台風25号は24号より勢力が弱まったのか?

同じような勢力で同じ進路をとった台風24号と25号ですが、25号の方が24号よりも途中から勢力が弱まったのも、この海水温が理由です。

台風が通ると台風の強い風によってその海面部分は冷やされます。

さらに台風の風で海が掻き混ぜられて海の下の方の冷たい水が上に移動してきて、これによっても海面部分の温度は下がります。

つまり台風24号が通った海のエリアは通る前よりも温度が低くなるわけです。

海面温度が低いその状態が続いているときにそこを通った台風25号は、台風にとってのエサ(温かい海水)が少なくなっていたので、24号ほどは発達できなかったということです。

海水温が35度以上になると巨大台風が発生するか?

では海水温がもっともっと高い35度くらいになったら、それに比例して巨大な台風に発達するのでしょうか?

条件が奇跡的に重なったらそうなる可能性はあるようですが、まずないことのようです。

海水の温度が35度になるということは、大気の温度も高いということです。

それだけ高いと、大気中の上下の温度差があまりなく(大気が安定しているということ)、上昇気流が発生しないので、台風に発達しないということになります。

ちなみに水というのは空気と比べて温まりにくく冷めにくいという性質があり、空気は60度くらいまで最大で上がりますが、海の水は最高でも35度までしか上がらないと言われています。

 

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