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錦織のATPファイナルズの出場は?ポイント試算とランキング予想してみた

更新日:

今年2018年の世界ランキングを4月には39位まで下げた錦織選手ですが、後半の怒涛の活躍でついに世界ランキング11位まで復活してきています。

そしてもう一つの注目のランキングであるレースランキングですが、現在(10/29)こちらのランキングも9位まで順位を上げてきました。

レースランキングで8位に入れば1年を締めくくるツアーファイナルとなる「2018 ATPファイナルズ」に出場できるので、9位の錦織選手にとってはまさに正念場です。

ATPファイナルズまでの残りのツアー大会は今週開催中のパリマスターズだけですが、そこでどれくらいの成績を残せば2018ツアーファイナルに出場できるのでしょうか?ポイントを試算して最終ランキングを予想してみました。

【ドロー発表】2018パリマスターズ 錦織まさかのドローでファイナルズ 大丈夫か?

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2年前(2016年)のATPツアーファイナルズ出場選手

現在(10/29)のレースランキング

レースランキング 選手名 ポイント
1 ナダル 7480
2 ジョコビッチ 7445
3 フェデラー 5660
4 デルポトロ 5280
5 A.ズベレフ 4905
6 アンダーソン 4220
7 チリッチ 3870
8 ティエム 3535
9 錦織圭 3210
10 イスナー 3065
11 チョリッチ 2390
12 フォニーニ 2225

このランキングは世界ランキングではなく、レースランキングです。

世界ランキングは過去1年間の成績が反映されたランキングですが、レースランキングはその年の1月の大会からファイナルズ直前の大会(パリマスターズ)までの成績が反映されたランキングです。どちらも獲得ポイントの多い18大会が対象となります。

ファイナルズ出場の可能性を考えるための必要データ

錦織圭選手のATPツアーファイナルズ出場の可能性を考えるに当たり以下のデータが必要となります。

①現在のレースランキングポイント、および8位と10位の選手とのポイント差

上表で分かるとおり錦織選手の現在のレースランキングポイントは3210ptで、8位のティエム選手とのポイント差は325ptとなります。

また、後述しますが、レースランキング9位でもATPツアーファイナルに出場できる可能性が濃厚なため、現在9位の錦織選手と10位のイスナー選手との差も確認しておきましょう。ポイント差は145ptです。

②最終大会パリマスターズの付与ポイント

ツアー最後の大会となる、今週開催中のパリマスターズで勝利した時に付与されるポイントを確認しておきましょう。

優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 3回戦敗退 2回戦敗退 緒戦敗退
1000 600 360 180 90 45 10

シード選手は1回戦が免除されて2回戦からの登場となりますが、緒戦ということで負ければ10ptしか付与されません。

そして、優勝すれば1000ptが付与されますが、楽天ジャパンオープンや先週 錦織選手が準優勝したエルステ・バンク・オープンの優勝ポイントは500ptなので、パリマスターズはそれよりも大きな大会ということです。

出場選手も上位の選手が揃っています。というか上位の選手は出場が義務付けられています。

もしも錦織選手が優勝したら、ティエム選手が準優勝だったとしても、ポイント差325ptを逆転するということになりますが、さてどうなりますか。

③レースランキングで8位以内を目指すライバルたちの最近の調子

レースランキング8位を虎視眈々と狙っている選手たちの最近の調子が気になりますね。

今年は9位まで出場濃厚なので、9位の可能性がある選手ということで、8位のティエム選手から12位のフォニーニ選手までの調子をチェックします。(ポイント差的に11位のチョリッチ選手、12位のフォニーニ選手は厳しいと思いますが念のため)

後ほど詳しく見ていきましょう。

④怪我でツアーファイナルを辞退する選手はいないか

どうやら先日の大会中に右膝蓋骨を骨折してしまったデルポトロ選手のATPファイナルズ辞退が濃厚のようです。

長年、右手首の怪我と戦ってきたデルポトロ選手ですが、今回は右膝。怪我さえなければもっともっと活躍していただろうと思うと残念でなりません。

デルポトロ選手が辞退すると、レースランキング9位までの選手がツアーファイナルに出場できることになりますので、現在9位の錦織選手はこの順位を守れるかどうかが、パリマスターズの最大の見どころになると思います。

つまり、8位のティエム選手よりも10位のイスナー選手の方がこの大会では気になる存在だということです。

ライバルの最近の調子

◆ティエム(8位)

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9月の全米大会では準々決勝でナダル選手に敗退していますが、その時はフルセットの末タイブレーク5-7という大接戦を演じています。

そして9月のデ杯では対オーストリア戦で2戦2勝、その次の週のサンクトペテルブルク・オープンでは、対戦相手の世界ランキングが最高でも26位ということもありますが、優勝を飾っています。

しかし、10月の上海マスターズでは緒戦で世界ランキング51位の選手に1-2で惜敗しています。

9月までは好調をキープしていましたが、10月に入り突然調子を崩したのか、ATP1000レベルの大会で10ポイントしか獲得できなかったのは少し痛いですね。

そして先週のエルステ・バンク・オープンの準々決勝で錦織選手と対戦していますが、6-3, 6-1で錦織選手の圧勝でした。試合後にティエム選手は完敗を認めるコメントをしています。

・全米 ベスト8
・サンクトペテルブルク・オープン 優勝
・上海マスターズ 緒戦敗退
・エルステ・バンク・オープン ベスト8

ティエム選手にとっては少しフラストレーションの溜まる結果が続いているのではないでしょうか。錦織選手と比べるとティエム選手の方が調子はイマイチに見えます。

◆イスナー(10位)

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イスナー選手は全米では準々決勝でデルポトロ選手に1-3で負けています。

9月にはレーバー・カップに出場しており、フェデラー選手とのエキシビジョンマッチで1-2で惜敗しています。

そして1ヶ月以上ぶりに出場した公式の大会であるストックホルム・オープン(ATP250)では第1シードでありましたが、準決勝で世界ランキング145位の選手に足元をすくわれて敗退しています。

優勝ポイント250を狙っていたイスナー選手にとって獲得ポイント90は誤算であったでしょう。

この90ポイントのおかげで一時は錦織選手を20ポイント差で逆転してレースランキングを9位としましたが、先週のエルステ・バンク・オープンの2回戦でモンフィス選手に負けてしまい、錦織選手に再逆転を許し現在は10位としています。

・全米 ベスト8
・ストックホルム・オープン ベスト4
・エルステ・バンク・オープン 2回戦敗退

全米後の試合数が少なく、しかも納得できる成績を収めていませんので、万全の調子とは言えないでしょう。

◆チョリッチ(11位)

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チョリッチ選手は何と言っても上海マスターズでの準優勝が印象に残っています。

世界ランキング4位のデルポトロ選手と2位のフェデラー選手を破っての決勝進出ですからね。

決勝の相手は3位のジョコビッチ選手でしたが、さすがに力尽きてストレート負けでしたが、それでもマスターズ大会での準優勝は立派です。

続くエルステ・バンク・オープンでも金星を上げるかと思われましたが、準々決勝でのアンダーソン選手との対戦中に左足を故障して途中棄権しています。

ちなみに初戦敗退している深センオープンですが、優勝したのは我らが西岡良仁選手です。西岡選手にとってはツアー初優勝でした。

・全米 ベスト16
・深センオープン 初戦敗退
・チャイナ・オープン 初戦敗退
・上海マスターズ 準優勝
・エルステ・バンク・オープン ベスト8

上海マスターズの時のようにゾーンに入ることができれば、パリマスターズでも大暴れするかもしれませんが、左足の状態が気になるところです。

◆フォニーニ(12位)

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・成都オープン 準優勝
・チャイナ・オープン ベスト4
・ストックホルム・オープン ベスト4
・エルステ・バンク・オープン 2回戦敗退

チョリッチ選手のようにトップ10選手を撃破するという活躍はなく、27位の選手に勝ったのが最高位の相手となります。

パリマスターズで優勝しないとレースランキング9位に食い込む可能性はなくなりますが、残念ながら現在の調子では優勝は難しいと言わざるを得ないでしょう。

錦織圭の最近の調子

◆錦織圭(9位)

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9月の全米大会は堂々のベスト4!

しかし、同じく9月のモーゼル・オープン(ATP250)では準決勝で世界ランキング166位の選手に1-2で敗退。

10月の楽天ジャパン・オープンでは、決勝で32位のメドヴェージェフにストレートで負けてしまいましたが、準優勝という結果を残しています。

翌週の上海マスターズでは準々決勝でフェデラーと今年のベストゲームかと思わせるほどの素晴らしい戦いをしましたが、惜しくも敗退。

そして先週のエルステ・バンク・オープンでは準々決勝でティエムに圧勝し、優勝ではアンダーソンにストレート負けを喫しますが、準優勝という結果を残しています。

・全米 ベスト4
・モーゼル・オープン ベスト4
・楽天ジャパン・オープン 準優勝
・上海マスターズ ベスト8
・エルステ・バンク・オープン 準優勝

早期ラウンドでの敗退もなく、好調をキープしていると言えそうです。少なくともファイナルズの枠を争っているイスナー選手より状態はかなり良いと思われます。

ポイント試算とランキング予想

錦織選手がATPツアーファイナルズに出場できるかどうかは、今年最後の大会であるパリマスターズにおける、錦織選手とイスナー選手の成績で決まります。

パリマスターズ前の2人のポイント差は145ptです。錦織選手が145pt分有利な状況です。

パリマスターズでの2人の成績が同じなら(例えば2人ともベスト4とかなら)、錦織選手がポイント差を守りレースランキング9位以内が確定して、ツアーファイナル出場となります。

錦織選手の方が成績が良ければ言わずもがなですね。

考えないといけないのは、錦織選手の方が成績が悪かった時です。145ptのリード分がどこまで助けてくれるのかということです。

錦織選手とイスナー選手のそれぞれの成績によるポイント差を表にまとめてみました。

錦織 イスナー
優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 3回戦敗退 2回戦敗退
優勝 400 640 820 910 990
準優勝 -400 240 420 510 590
ベスト4 -640 -240 0 180 270 350
ベスト8 -820 -420 -180 0 90 170
3回戦敗退 -910 -510 -270 -90 0 80
2回戦敗退 -990 -590 -350 -170 -80 0

(※スマホで表の右端が見えない場合は画面を横向きにしてご覧ください)

数字は、2人の結果によって生じる、今大会の獲得ポイントの差を表しています。

例えば、錦織選手が優勝で、イスナー選手が準優勝の場合、獲得ポイントはそれぞれ1000ptと600ptなので、その差は400ptとなります。表の赤数字の400がそれに当たります。

赤数字のエリアは錦織選手がレースランキングでイスナー選手を上回る組合せです。

例えば、錦織選手が3回戦敗退で、イスナー選手がベスト8だったとしても、獲得ポイントがそれぞれ90ptと180ptなので、錦織選手から見ると90pt詰められますが、145ptのリードがあるので、最終の総合ポイントでは55pt差で錦織選手が上ということです。

この145ptの差が効くのは、イスナー選手がベスト4の時までです。イスナー選手が決勝まで勝ち上がると錦織選手はもはや優勝するしか手はなくなります。

ちなみにドローは錦織選手はボトムハーフ、イスナー選手はトップハーフなので、2人が対決するなら決勝戦ということになります。

レースランキングの予想ですが、現在ポイントを少しリードしていることと、錦織選手の調子の良さ、イスナー選手のイマイチの調子を考慮すると、今のまま9位で終わるのかなと予想します。

錦織圭のATPファイナルズ出場の可能性

錦織選手がATPファイナルズに出場できるかどうかは、レースランキングで9位になれるかどうか、そしてそれは上表で赤数字が表すところの結果になるかどうか、ということに集約されます。

先程9位と予想しましたが、大会のドローを見るとそうとも言い切れないという不安も少しあったりなかったり…。

【ドロー発表】2018パリマスターズ 錦織まさかのドローでファイナルズ 大丈夫か?

錦織選手は3回戦で、この前の日曜に負けたばかりのアンダーソン選手と当たりそうです。それに勝ってもその次の準々決勝はフェデラー選手です。いやはや…。

それに対してイスナー選手は準決勝まで強敵がいません。とはいえ直近2大会では145位の選手と33位の選手に負けているので、どこまで勝ち上がるのか正直読めません。

レースランキングの予想は9位としましたが、ATPツアーファイナル出場の可能性は60~70%といったところでしようか。

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