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また優勝かよ!紀平梨花2018年シニア負けなしを画像と動画で振り返る

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紀平梨花選手は今シーズン(今年の7月)からシニアに転向し、これまでに西日本選手権を含めると5つのシニア大会に出場してその全てで優勝しています。負けなしです。

オンドレイ・ネペラ杯、西日本選手権、NHK杯、フランス杯、そしてグランプリファイナルをトリプルアクセルを武器に5大会連続で優勝しているのです。

12月のグランプリファイナルでは女王ザギトワ選手を抑えての優勝ですからね。凄くないですか?偉業と言ってもよいでしょう。

今年の紀平梨花選手の活躍を写真と映像で振り返ってみましょう。

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世界ジュニア選手権(3月)

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世界ジュニア選手権でフリーの演技をする紀平梨花(2018年3月10日)

紀平梨花選手は1月に左手薬指を骨折しながらも休まずに練習を続け、迎えた世界ジュニア選手権。ジュニア最後の大会です。

その公開練習では翌日のショートプログラムを完璧に演じ、フリーに組み込むトリプルアクセルも成功させて好調な様子を見せました。

練習後の取材には「表彰台は絶対に乗りたい」と意気込みを述べました。

しかし、9日のショートプログラムでは2連続3回転ジャンプで転倒して63.74点で4位と出遅れました。

トップは72.08点を叩き出したロシアのアレクサンドラ・トルソワ選手。トルソワ選手は4ヶ月前のジュニアGPファイナルで優勝を飾っています。また3位には66.79点で山下真湖選手がつけました。

翌10日のフリーで逆転を狙いたい紀平梨花選手でしたが、2度のトリプルアクセルが両方とも1回転半となり点数が伸びず、合計で175.25点で8位と奮いませんでした。

優勝は4回転を2度(サルコー、トーループ)成功させ、シニアを含めて歴代5位という高得点である225.52点を叩き出したトルソワ選手でした。日本勢としては山下真湖選手がショートに続きフリーでも3位となり、合計で195.17点をあげ3位に入りました。

紀平梨花選手は試合後に「試合間隔が空いて間隔が染み付いていなかった。トリプルアクセルは跳べるイメージが完全になくなっていた」と語っています。

オンドレイ・ネペラ杯(9月)

紀平梨花選手のシニアデビュー戦となったオンドレイ・ネペラ杯ですが、ショートでは冒頭のトリプルアクセルで転倒したもののその後を上手く演技し、出場者の中で唯一の70点台である70.79点を叩き出して1位でフリーを迎えることとなりました。

オンドレイ・ネペラ杯SPの演技をする紀平梨花(2018年9月20日)

7月下旬の全日本シニア合宿で「トリプルアクセルは絶対に外さないと決めている。どんな試合でもどんな状況でもできるようにしたい」という誓いを立ており、ショートでは失敗しましたが、その後のフリーこそがまさに「どんな状況でも」に該当するわけです。

そして迎えたフリーですが、近い通り2度のトリプルアクセルを決め、当時世界最高となる147.37点をマークして合計218.16点で見事に優勝を飾りました。

オンドレイ・ネペラ杯FSの演技をする紀平梨花(2018年9月22日)

西日本選手権(11月)

紀平梨花選手は近畿大会は免除でしたので日本での試合は昨年2017年12月の全日本選手権以来となります。

また、この大会は12月の全日本選手権の選考会となりますが、紀平選手は昨年の全日本選手権で3位でしたのでシード権を獲得しており、出場する必要はありません。

しかし、NHK杯、フランス杯と国際大会がこの後に続きますので、それらの調整のために出場したようです。

試合前に「最近も変わらず、ずっと調子はいい感じ。自信がつくような試合にしたい」と語った紀平梨花選手は、その言葉どおりSPとFSで調子の良さを見せました。

3日のショートプログラムでは、演技直前の6分間練習でトリプルアクセルを次々に成功させて、本番でもトリプルアクセルをほぼ完璧に成功させました。

さらに続く3回転-3回転の連続ジャンプも後半の3回転ルッツも難なくこなし、GOE(出来栄え点)を稼ぎ、SPの得点は2位と11.23点差という大差を付ける73.41点を獲得しました。

4日のフリーの演技では、冒頭の2本のトリプルアクセルを成功させ、125.30点を獲得し、合計198.71点で2位と28点近く引き離しぶっちぎりの優勝を飾りました。

転倒や回転不足もあり悔しさを少し滲ませつつも「すぐにNHK杯がある。それを考えると良い経験ができたし、改善点も見つかって本当に良い試合ができた」と納得の大会だったようです。


ショートとフリーで披露したトリプルアクセル

NHK杯(11月)

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紀平梨花選手にとってシニアのグランプリシリーズのデビュー戦となる9日のショートプログラムでしたが、思い通りの演技ができず5位となりました。

紀平選手の最大の武器であるトリプルアクセルは回転不足となりさらに転倒してしまい、得点は首位と6.58点差の69.59点でした。

しかし本人は失敗をあまり引きずっておらず、「滑っている時間が初めて楽しいと感じました。応援を幸せに感じ、もっといい演技をしないといけないと思いました」と前向きなコメントを残しました。

NHK杯SPの演技をする紀平梨花(2018年11月9日)

逆転優勝を賭けた10日のフリーの演技で奇跡は起きました。2本のトリプルアクセルを成功させ、2位と11点以上の差を付ける154.72点という高得点を叩き出したのです。

合計では、昨日のSPで首位だったトゥクタミシェワ選手、2位の宮原知子選手、3位の三原舞依選手、4位のイム・ウンス選手をゴボウ抜きにして224.31点で逆転優勝を飾ったのでした。

試合後の会見で紀平選手は「ショートのミスがフリーへの集中力とかやる気にも変わっていました。まさか、こんなにもいい点数が出ると思っていなかったので、すごくいい経験ができました」と振り返っています。

また「これからも、あとどこを直せば点数が伸びるのか研究し直して、もっと上を目指せるように、この結果に満足せずに、明日、明後日からも気持ちを持っていきたいです」と力強い言葉で締めくくっています。

紀平選手の研究熱心さがこの後の大偉業へとつながっていくことは、この時点ではまだ誰も知らないのです。

NHK杯FSの演技をする紀平梨花(2018年11月10日)

フランス杯(11月)

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グランプリシリーズのNHK杯で優勝している紀平梨花選手が、グランプリシリーズ第6戦のフランス杯でも優勝すれば、すでに2戦2勝している宮原知子選手とザギトワ選手に続き3人目の2戦2勝の選手となります。

もちろんグランプリファイナルへの出場も確定します。ポイント的にはフランス杯で4位の成績でもグランプリファイナルへの出場は獲得しますが…。

さて、23日に行なわれたショートプログラムですが、紀平梨花選手はまたしても得意のトリプルアクセルにミスが出て1回転半ジャンプとなってしまい、2位でフリーを迎えることとなります。

しかし得点は1位の三原舞依選手とわずか0.31点差の67.64点で、十分に逆転の可能性があります。

フランス杯SPの演技をする紀平梨花(2018年11月23日)

そして翌24日のフリーの演技ですが、冒頭のトリプルアクセル+トリプルトーループはコンビネーションに出来ず単独のトリプルアクセルとなってしまいます。

しかし次のトリプルアクセルをダブルアクセル+トリプルトーループの連続ジャンプに変更して直前のミスをカバーします。

さらにトリプルルッツ+ダブルトーループを、トリプルルッツ+トリプルトーループに変更!なんという冷静な修正能力。

3連続ジャンプもミスなく着氷を決めて、フリー1位138.28点を叩き出しました。

合計でも三原舞依選手を3.11点抜いて、またもや逆転優勝を飾ります。これでグランプリファイナルへの出場も余裕で確定しました。そしてまだまだ偉業は続きます。

フランス杯FSの演技をする紀平梨花(2018年11月24日)

それにしても三原舞依選手も惜しかったです。首位を守っていればファイナルへの出場が決まっていました。そうしたら日本勢は宮原知子、坂本花織、紀平梨花、三原舞依の4選手がファイナル出場ということになっていました。

【関連記事】2018グランプリファイナル女子に日本から4人出場する条件を考えてみた

グランプリファイナル(12月)

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グランプリシリーズで好成績を収めた最強の6名によるグランプリファイナルがカナダで開催されました。

注目は紀平選手とザギトワ選手の同級生対決。ザギトワ選手は5月生まれで、紀平選手は7月生まれ。フィギュアスケートのシーズンは7/1から始まるため、ザギトワ選手は昨年からシニアに転向し、紀平選手は今年からシニアに転向しました。したがってシニアでの対決は初。

まずはショートで2強が激突。最高の舞台で二人ともパーフェクトな演技をするところはさすがです。二人ともパーフェクトですと基礎点が高い紀平選手が有利です。ザギトワ選手は77.93点で2位。紀平選手は82.51点でショートで首位に立ちました。

グランプリファイナルSPの演技をする紀平梨花(2018年12月7日)

紀平梨花選手、冒頭のコンビネーションでトリプルアクセルが崩れるミスがありましたが、直後の単独のトリプルアクセルをトリプルアクセル+ダブルトーループに変更してカバー。さらにトリプルルッツ+トリプルトーループを綺麗に決めて最初のトリプルアクセルのミスを完全にカバーしました。

対するザギトワ選手もトリプルルッツ+トリプルトーループでミス。トーループが1回転となりました。珍しい。しかしその他はミスなく演技を終了しました。

結果は紀平選手が150.61点、ザギトワ選手が148.60点。合計は紀平選手が233.12点、ザギトワ選手が226.53点。紀平選手が6.59点差で見事に優勝を飾りました!

グランプリファイナルFSの演技をする紀平梨花(2018年12月9日)

ポスレ
梨花ちゃんとザギトワちゃん、この2人、同い年だし、ライバルとして切磋琢磨していくんだろうね!二人とも頑張れ!

【追記】12月23日の全日本選手権で坂本花織選手によってついに負けなしにストップが掛けられてしまいました。

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